トータル山本

こんばんは。
ジェイ動画の中の人、トータル山本です。

2026年2月11日、松本市音楽文化ホール・メインホールで開催された「信州大学グリークラブ 第64回定期演奏会 ~男声合唱の調べ~」のYouTubeライブ配信を、ジェイ動画が担当しました。

当日は、信州大学グリークラブの皆さんによる男声合唱が披露され、会場に足を運べなかった方にも演奏を楽しんでいただけるよう、演奏会の様子をリアルタイムで配信しました。

今回のライブ配信で大きな課題となったのが、会場内にライブ配信で使用できるインターネット回線がなかったことです。
※毎年この会場ですので、もう慣れましたが・・・

そこでジェイ動画では、今まで同様当社所有のポケットWi-Fiを使用し、通信環境を独自に構築してYouTubeライブ配信を行いました。

信州大学グリークラブ第64回定期演奏会

信州大学グリークラブ第64回定期演奏会は、2026年2月11日に松本市音楽文化ホールのメインホールで開催されました。

演奏会では、客演指揮者の荻久保和明氏、客演ピアニストの渡辺かおる氏、常任指揮者の中村雅夫氏らが出演。

プログラムには、荻久保和明作曲の男声合唱のための組曲「ゆうべ、海を見た。」、William Byrd作曲の「Mass for Three Voices」、多田武彦作曲の男声合唱組曲「父のいる庭」、三宅悠太作曲の男声合唱とピアノのための「修司の海」などが組まれました。

当日のYouTubeライブ配信

2名体制・カメラ3台でのライブ配信

今回のライブ配信は、ジェイ動画のスタッフ2名で対応しました。

使用した主な機材構成は、次のとおりです。

・ビデオカメラ3台
・映像スイッチャー1台
・音声ミキサー1台
・ポケットWi-Fi
・ポケットWi-Fi用クレードル
・LANハブ
・有線LANケーブル

3台のカメラをホール内に設置し、ステージ全体を見せる映像、指揮者や演奏者を捉える映像など、役割を分けて撮影しました。

各カメラから送られてくる映像はスイッチャーに接続し、演奏の進行に合わせてリアルタイムでカメラを切り替えながら配信しています。

固定カメラ1台だけの配信ではなく、複数の画角を使い分けることで、会場にいるような臨場感を伝えられる配信を目指しました。

音声は会場の音響設備から受け取りました

合唱やコンサートのライブ配信では、映像以上に音声が重要です。

今回は、会場内で使用されていたマイクの音声を、ホールの音響設備から分けていただき、当社の音声ミキサーへ入力しました。

会場のマイクで収音された演奏音を直接受け取ることで、カメラに内蔵されたマイクだけで収録する場合よりも、明瞭で安定した音声を配信できます。

その音声を当社側で確認しながら、映像スイッチャーへ送り、映像と音声を合わせてYouTubeへ配信しました。

ライブ配信では、映像がきれいでも音声が聞き取りにくければ、視聴者はすぐに離れてしまいます。

特に今回のような合唱演奏会では、音のバランスや明瞭さが配信全体の品質を左右します。

そのため、会場の音響担当者との連携も重要な作業の一つとなりました。

会場にインターネット回線がないという課題

今回の会場には、ライブ配信に使用できる有線LAN回線やインターネット設備がありませんでした。

YouTubeライブ配信では、撮影した映像と音声を継続的にインターネットへ送信する必要があります。

通信が不安定になると、

・映像が止まる
・音声が途切れる
・画質が大きく低下する
・配信自体が切断される

といったトラブルにつながります。

そのため、ライブ配信を行う場合は、事前に会場のインターネット環境を確認することが非常に重要です。

しかし、すべてのホールや会議室に、ライブ配信に適した回線が用意されているわけではありません。

今回は、ジェイ動画が用意したポケットWi-Fiを使い、会場内に配信用の通信環境を構築しました。

5G対応のWi-Fiルーターなのですが、市街地から少し離れたところのホールですので、不安が絶えません。

ポケットWi-Fiをクレードルで有線LAN化

一般的なポケットWi-Fiは、スマートフォンやパソコンを無線で接続して使用します。

しかし、ライブ配信では無線接続よりも、可能な限り有線LANで接続した方が安定しやすくなります。

そこで今回は、ポケットWi-Fiを専用のクレードルに設置しました。

クレードルとは、ポケットWi-Fiを載せて使用する台座型の機器です。

機種によってはクレードルにLAN端子があり、ポケットWi-Fiの通信を有線LANとして取り出せます。

今回の配信では、

ポケットWi-Fi

クレードル

有線LANケーブル

LANハブ

映像スイッチャー

という形で接続しました。

映像スイッチャーをWi-Fiへ直接無線接続するのではなく、LANケーブルで接続することで、配信機材側の通信をできるだけ安定させています。

ポケットWi-Fiを窓の近くまで移動

ポケットWi-Fiは、設置する場所によって電波状況が大きく変わります。

特にホールの内部は、壁が厚かったり、建物の中央部に位置していたりするため、携帯電話回線の電波が弱くなることがあります。

今回も、配信機材を設置したホール内では、ポケットWi-Fiをそのまま置くだけでは十分な通信状況を確保できない可能性がありました。

そこで、ポケットWi-Fiとクレードルを、なるべく建物の外側に近い窓付近まで移動しました。

ホール内の配信機材から長い有線LANケーブルを引き、ホールの外側に近い場所まで延長。

そこでポケットWi-Fiをクレードルに載せ、電波を受信しやすい位置に設置しました。

ポケットWi-Fiで通信しながら、スイッチャーとの接続部分は有線LANにすることで、

・ポケットWi-Fiは電波の入りやすい場所に置く
・配信機材は操作しやすいホール内に置く
・両者を長いLANケーブルで接続する

という構成にしました。

これは、インターネット設備がない会場でライブ配信を行う際の、一つの有効な方法です。

LANハブを介してスイッチャーへ接続

クレードルから引き出したLANケーブルは、配信機材付近のLANハブへ接続しました。

そこから映像スイッチャーへLANケーブルをつなぎ、スイッチャーからYouTubeへ映像と音声を送信しました。

ライブ配信では、パソコン上のソフトウェアを使って配信する方法もありますが、今回はスイッチャーを直接LAN接続して配信する構成です。

スイッチャーから直接YouTubeへ送信することで、機材構成をシンプルにできます。

ただし、ポケットWi-Fiによる配信は、会場周辺の電波状況や通信回線の混雑状況にも影響を受けます。

そのため、設置場所の確認や通信テストを行い、できるだけ安定した場所を探すことが重要です。

配信前の確認がライブ配信の成否を左右します

ライブ配信は、録画撮影とは異なり、本番中に撮り直すことができません。

配信開始後に通信が切れたり、音声が入っていなかったりすると、その場ですぐに対応する必要があります。

そのため、本番前には次のような項目を確認します。

・各カメラの映像がスイッチャーへ届いているか
・会場の音声がミキサーへ入力されているか
・映像と音声に大きなずれがないか
・YouTubeへ正常に接続できるか
・ポケットWi-Fiの電波状況は安定しているか
・配信速度を維持できるか
・配信画面に不要な情報が映り込んでいないか

今回も、映像、音声、通信のそれぞれを確認したうえで、本番のライブ配信を実施しました。

複数カメラによる配信のメリット

演奏会を1台のカメラだけで撮影すると、どうしても同じ画角が続き、単調な映像になりやすくなります。

複数のカメラを使用すると、

・ステージ全体
・指揮者
・ピアニスト
・演奏者の表情

などを切り替えて見せることができます。

特に合唱やコンサートでは、音楽の流れや曲の展開に合わせてカメラを切り替えることで、視聴者が映像に集中しやすくなります。

今回も、3台のカメラを使い分けながら、演奏の魅力が伝わるようにリアルタイムで映像を切り替えました。

ライブ配信は遠方の方にもイベントを届けられます

ホールで開催される演奏会は、会場へ足を運んだ方だけが楽しめるという制約があります。

しかし、YouTubeライブ配信を組み合わせることで、

・遠方に住んでいる方
・当日会場へ行けなかった方
・出演者の家族や関係者
・過去の団員や卒業生
・活動に興味を持っている方

にも、リアルタイムで演奏を届けられます。

また、ライブ配信終了後もアーカイブ映像を残すことで、演奏会の記録として継続的に視聴してもらえます。

当日限りのイベントを、その後も多くの人に届けられるコンテンツへ変えられることが、YouTubeライブ配信の大きなメリットです。

インターネット設備がない会場でもご相談ください

ライブ配信を検討している主催者の方からは、

「会場にWi-Fiがない」
「有線LANが使えるか分からない」
「ホールが配信に対応していない」
「どのような機材が必要か分からない」

といったご相談をいただくことがあります。

もちろん、すべての会場で必ず配信できるとは限りません。

建物の構造や携帯電話回線の電波状況、必要な配信画質などによって、使用できる方法は異なります。

しかし、今回のようにポケットWi-Fi、クレードル、有線LANケーブルなどを組み合わせることで、配信環境を構築できる場合があります。

ジェイ動画では、会場の設備や配信内容を確認したうえで、実施可能な方法をご提案します。

ライブ配信実績概要

イベント名
信州大学グリークラブ 第64回定期演奏会
~男声合唱の調べ~

開催日
2026年2月11日(水・祝)

会場
松本市音楽文化ホール メインホール

配信媒体
YouTubeライブ

配信体制
スタッフ2名

カメラ構成
ビデオカメラ3台

主な使用機材
映像スイッチャー1台
音声ミキサー1台
ポケットWi-Fi
クレードル
LANハブ
有線LANケーブル

音声構成
会場のマイクで収音した音声を、会場音響設備から受け取り、当社ミキサーを通して配信

通信構成
ポケットWi-Fiをクレードルで有線LAN化し、窓に近い場所へ設置。長いLANケーブルを使用してLANハブと映像スイッチャーへ接続

担当内容
ライブ配信機材の設置
カメラ撮影
映像スイッチング
音声入力・確認
通信環境の構築
YouTubeライブ配信

演奏会・セミナー・総会のライブ配信はジェイ動画へ

ジェイ動画では、演奏会をはじめ、セミナー、講演会、総会、シンポジウム、発表会、式典などのYouTubeライブ配信を承っています。

カメラ撮影だけでなく、

・配信機材の設置
・複数カメラの切り替え
・会場音響との接続
・YouTube配信設定
・通信環境の確認
・配信後のアーカイブ公開
・ダイジェスト動画の制作

まで、イベントの内容に合わせて対応します。

会場にインターネット設備がない場合や、配信できるかどうか分からない場合も、まずは会場名、開催場所、イベント内容、希望する配信時間などをお知らせください。

会場の条件を確認しながら、実施可能なライブ配信方法をご提案します。

詳しくは下のボタンから。

投稿者プロフィール

Total_Yamamoto
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